エアコンの横幅は780〜800mm。メーカー公式仕様で確認した実寸と測り方

エアコン室内機の横幅サイズをイメージした写真 購入・選び方

こんにちは、エアコンラボのアキです。買い替えを考えているけれど、今の設置場所に新しいエアコンの横幅が収まるか不安、という方に向けた記事です。

先に結論をお伝えします。家庭用のルームエアコン(壁掛形)の室内機の横幅は、メーカーやグレードを問わず780〜800mmにほぼ収まります。そして対応畳数が変わっても、同じシリーズなら室内機の横幅は変わりません。畳数に応じて大きくなるのは、室内機ではなく室外機のほうです。

この記事の数値は、各メーカーの公式仕様ページで実在する型番の外形寸法を確認したものです。

  • 主要メーカーの室内機の横幅(公式仕様の実測値)
  • 6畳用と18畳用で実際に変わるのはどこか
  • 幅800mmの壁に幅798mmの機種が入らない理由
  • 候補機種の正確な寸法を自分で調べる手順

エアコン室内機の横幅サイズをイメージした写真

エアコンの横幅は780〜800mmに収まります

主要メーカーの公式仕様で確認した室内機の横幅

各社が公開している仕様から、実際に販売されている機種の外形寸法を抜き出しました。

メーカー・シリーズ(型番) 横幅 高さ 奥行き
パナソニック エオリア Xシリーズ(CS-X406D2) 799mm 295mm 385mm
パナソニック エオリア GXシリーズ(CS-GX406D2) 790mm 249mm 340mm
パナソニック エオリア Fシリーズ(CS-224DFR) 780mm 290mm 229mm
三菱電機 霧ヶ峰 GEシリーズ(MSZ-GE2226ほか) 799mm 295mm 225mm
日立 白くまくん Eシリーズ 798mm 295mm 280mm
日立 白くまくん Wシリーズ 798mm 248mm 340mm

出典はパナソニック公式の製品仕様(CS-X406D2)三菱電機公式の霧ヶ峰GEシリーズ製品情報日立公式の白くまくんWシリーズ製品情報です。

横幅の差は最小780mm・最大799mmで、わずか19mmしかありません。高さは248〜295mm、奥行きは225〜385mmと機種によって大きく違うのに、横幅だけはどのメーカーもほぼ同じ、というのが実際の姿です。

畳数が変わっても室内機の横幅は変わりません

「畳数が大きいほど横幅も広くなる」と説明されることがありますが、同じシリーズの中では当てはまりません。三菱電機の霧ヶ峰GEシリーズは、6畳用のMSZ-GE2226から18畳用のMSZ-GE5626Sまで、室内機がすべてH295×W799×D225mmで共通です。

パナソニックのFシリーズも同じで、冷房6〜9畳のCS-224DFRと、冷房15〜23畳のCS-564DFR2は、どちらも室内機が290×780×229mm。畳数で明確に変わるのは室外機のほうです。

エアコン室外機の横幅サイズをイメージした写真

機種・能力 室内機の横幅 室外機の横幅
CS-224DFR(冷房6〜9畳) 780mm 675mm
CS-564DFR2(冷房15〜23畳) 780mm 799mm
白くまくんEシリーズ 2.2kWクラス 798mm 658mm
白くまくんEシリーズ 4.0kW以上 798mm 859mm

室内機の横幅は同じでも、室外機は124mm(パナソニック)・201mm(日立)も差が出ます。ベランダが狭いお宅では、確認すべきは室内機よりむしろ室外機だということです。

コンパクトモデルで狭くなるのは横幅ではありません

設置スペースが厳しいときに勧められる「コンパクトモデル」ですが、各社が削っているのは横幅ではなく、高さと奥行きです。

つまり「壁の空きが760mmしかない」といった横幅の問題は、機種を選び直しても解決しにくいということです。横幅が足りない場合は、設置位置そのものを見直すか、業者に現地を見てもらう必要があります。

幅800mmの壁に幅798mmの機種は入りません

本体の左右には余白が必要です

カタログの横幅は本体そのものの寸法で、設置に必要な幅ではありません。日立は白くまくんWシリーズについて、室内機の左右に50mm以上のスペースが必要としています。横幅798mmの本体なら、壁側には合計898mm以上の空きが要る計算です。

上下方向にも条件があります。同シリーズでは、障害物がなければ高さ278mm(本体248mm+上部30mm)で据え付けできますが、カーテンレールなどがある場合は293mm(上部30mm+下部15mm)必要です。室内機の背面で配管を接続する場合は、上面の隙間が120mm以上必要とされています。

エアコン設置予定の壁を採寸している様子

壁のどこを測るか

  • 窓枠・柱・カーテンレール・照明を避けた、実際に空いている範囲の横幅
  • その範囲の天井からの高さ
  • 上部・中央・下部の3か所で測り、いちばん狭い値を採用する

設置場所そのものにも条件があります。日立公式のサポート情報では、室内機は床面から1.8m以上の高さを目安とし、吹出し口は住宅用火災報知機から1.5m以上、室内機とリモコンはテレビ・ラジオから1m以上離すよう案内されています。横幅が収まっても、この条件を外れると設置場所を変えることになります。

室外機側も同様で、ダイキンは点検のしやすさを考慮して室外機の右側を250mm以上空けることを推奨しています。

候補機種の正確な寸法を調べる手順

目安ではなく実寸を知りたいときは、型式から公式の仕様表を引くのが確実です。日立公式の寸法の調べ方では、次の手順が案内されています。

  1. 本体の型式表示ラベルで型式を確認する
  2. 公式サイトの「ルームエアコン図面検索ページ」に型式を半角英数字で入力する(「X28」のように型式の一部でも検索可能)
  3. 表示されたPDFの仕様表で、寸法と質量を確認する

他のメーカーも、製品ページの仕様(スペック)欄や据付説明書のPDFで同じ情報を公開しています。読むときに一つ注意したいのが並び順です。パナソニックと三菱電機は「高さ×幅×奥行き」の順で記載しているため、いちばん大きい数字が幅とは限りません。数値の並びだけで判断せず、必ず項目名を確認してください。

エアコンの横幅に関するよくある質問(FAQ)

Q1. エアコンの横幅は何cmが標準ですか?

A. 家庭用の壁掛形なら780〜800mm(78〜80cm)です。今回確認した6シリーズでは、最小が780mm、最大が799mmでした。

Q2. 6畳用なら横幅も小さくて済みますか?

A. 室内機の横幅は変わりません。霧ヶ峰GEシリーズは6畳用も18畳用も799mmです。小さくなるのは室外機で、パナソニックFシリーズでは6畳クラス675mm、18畳クラス799mmと124mmの差があります。

Q3. 横幅の狭いコンパクトモデルはありますか?

A. コンパクトモデルが削っているのは高さと奥行きで、横幅はほぼ変わりません。ダイキンEシリーズは高さ250mm・奥行き255mm、risoraは奥行き185mmですが、横幅の面で大きく有利になるわけではありません。

Q4. 壁の空きがちょうど800mmですが設置できますか?

A. 左右の余白が足りない可能性が高いです。日立Wシリーズでは左右50mm以上が必要とされており、横幅798mmの本体には合計898mm以上の空きが要ります。購入前に設置業者へ現地を確認してもらってください。

まとめ

  • 家庭用ルームエアコンの室内機の横幅は780〜800mm。メーカー間の差は最大19mm
  • 畳数で変わるのは室外機。同じシリーズなら室内機の横幅は6畳用も18畳用も同じ
  • コンパクトモデルが削るのは高さと奥行きで、横幅は縮まない
  • 本体の横幅に加えて左右50mm以上の余白が必要。壁の空きは900mm前後を見ておくと安心です

横幅は自由に選べる項目ではなく、ほぼ一択に近い数値です。だからこそ、確認すべきは機種選びよりも「その壁に900mm前後の空きがあるか」だと考えておくと、判断が早くなります。

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